「あれ、ちゃんじゃない。おはよう。」

『ぇ?あ、不二先輩。河村先輩も!!おはようございます。」

「おはよう。何だか賑やかだね。」

そこにやってきたのは不二先輩と河村先輩。

「ホント、久しぶりに会ったのに変わってない。クスッw」

不二先輩は俺達を微笑ましそうに見ている。

『はい。でも、皆変わってなくてうれしいです。」

「そうだね。俺もだな。」

今度はその2人と楽しそうに話し出す。

しかし、俺は今のところさらに1人増えてやっかいになった先輩達を相手してあげるので精一杯。



「今日はイヴだっていうのに僕達のためにごめんね?部活、休みだったんでしょ?」

『はい。そうですけど、私は先輩達に会えるし、良かったと思っていますよ。』

「そうかい?そう言ってもらえると助かるよ。」

「そういえば今日って越前とちゃん、誕生日だね。」

不二先輩がふとに言った。

『そうですよ。やっと13歳ですw』

「そうか!おめでとう!!」

『ありがとうございますv」

「じゃぁ、今日のパーティーはクリスマスパーテキーじゃなくて、バースデーパーティーだね。」

『わぁvいいんですか?うれしいですvv』

不二先輩と河村先輩におめでとうと言われてうれしそうな

言っときますけど、誕生日はだけじゃないんスけど。

それより腹が立つのはの周りにはやたらと人が集まって、俺からを奪っていくこと。

ほら、また・・・。



「ここで皆に会う確率99%。」

「こんなところでデータは必要ないんじゃないっすか?」

『乾先輩、海堂先輩!!おはようございます。」

そう、データマンの乾先輩と、マムシ・・・おっと、いけね。

乾先輩と海堂先輩の登場だ。

「おはよう。そして、誕生日おめでとう。越前。」

『乾先輩、覚えててくれたんですか?ありがとうございますv』

「あぁ、そのためにクリスマスパーティーにかこつけてバースデーパーティーを開くんだ。」

「ぁ、やっぱりそうだったんだね。」

「不二も気づいていたか。まぁ、越前's以外で気づいていないヤツもいないだろう。」

「やぁ、乾、海堂、おはよう。2人一緒だったんだね。」

「タカさん、おはよう。海堂とはついさっきそこで会ってね。」

「おはようございます。それにしても、うるせぇ・・・!フシュゥゥゥ〜・・・」

『わぁvこんなに早く皆に会えるなんて思ってなかったw』

うれしそうに笑顔で言う

「きっとその辺に手塚もいるよwクスッw」

不二先輩がそう言った瞬間・・・。



「俺がどうかしたか?」

「「「「「「「「『ハハハハハハ!!!!(クスクス)』」」」」」」」」

その場は笑いの渦に巻き込まれた。

じゃれ合ってた俺達も含めて全員が部長を前に爆笑していた。

「いったい何なんだ?」

『手塚部長、おはようございます。(クスクスッ)』

「あぁ、おはよう。だから、何で笑っているんだ?」

「手塚、気にしなくていいよ。(クスクス)」

状況をただ一人理解していない部長に不二先輩が言った。

「気にしなくていいなら笑うのを止めろ。グラウンドを走らされたいか?」

「えぇ!?それはないにゃぁ!!権力乱用だにゃぁ!!!」

あまりに皆が笑うもんだから流石に部長もムカついたらしい。

ゴゴゴゴゴ・・・という効果音が聞こえてきそうだ。

「ま、まぁ、とりあえず学校にいかないか?ι」

危ないと思ったのか、河村先輩がその場を切り上げるために言う。

「そうそう!!早く行こうよ!ね??」

最も危険だと感じていた(?)菊丸先輩がすかさず頷いた。

そして、俺は部長がこっそりに「誕生日おめでとう。」と言うのを聞き逃さなかった。




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